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2025.10.10 Instagram広告、活用方法

Instagramハッシュタグの基本と広告における活用方法

Instagramハッシュタグの基本と広告における活用方法

Instagramは、国内でも多くのユーザーが日常的に利用している人気のSNSです。写真や動画を投稿するだけでなく、「#(ハッシュタグ)」をうまく使うことで、フォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらえる可能性が広がります。

特に企業やブランドにとっては、Instagramハッシュタグの活用は新しい顧客との接点を作り、商品やサービスを知ってもらう重要な手段です。一方で、広告配信においては「ハッシュタグを入れれば成果が伸びる」という単純なものではなく、役割を理解したうえで適切に取り入れることが求められます。

この記事では、Instagramハッシュタグの基本的な仕組みから、効果的な使い方や広告における活用方法、注意点までを整理して解説します。

ハッシュタグの基本とは

Instagramのハッシュタグは、「#」の後にキーワードを付けて投稿に添える機能です。
例:「#カフェ巡り」「#旅行好きな人と繋がりたい」

ユーザーがハッシュタグを検索すると、そのタグが付いた投稿一覧が表示されます。そのため、投稿に適切なタグを付ければ、フォロワー以外の人にも投稿が届く可能性が高まります。

ハッシュタグの基本ルール

正常に機能しているハッシュタグは青色の文字になり、文字をタップすると関連する投稿が一覧表示されます。

  • 全角の「#」は機能しない。必ず半角「#」を使用
  • #(ハッシュマーク)と♯(シャープ)は別物
  • 句読点やスペース、特殊文字は使用不可

“人気ハッシュタグ”と“ニッチハッシュタグ”

ハッシュタグには大きく2つの種類があります。

  • 人気ハッシュタグ:多くの人が使っているため閲覧数は増えやすいが、投稿が大量にあるためすぐに埋もれやすい。
  • ニッチハッシュタグ:投稿数は少ないが、興味関心が明確なユーザーに届きやすい。

効果的なハッシュタグ戦略を立てるには、この2種類をバランス良く組み合わせることが重要です。
特に日本ではハッシュタグの利用が活発で、日本のユーザーがハッシュタグ検索をする回数はグローバル平均の5倍以上とも言われています。

Instagramでハッシュタグが欠かせない理由

結論から言うと、Instagramをビジネスに活用するならハッシュタグは必ず使うべきです。フォロワー以外への露出やブランド認知の広がりは、ハッシュタグなしでは実現しにくいからです。具体的なメリットは以下の通りです。

検索対象になる
Instagramは、X(旧Twitter)のリポストのように拡散される仕組みがありません。そのため、フォロワー以外のユーザーにリーチするには工夫が必要です。ハッシュタグを使うことで投稿が検索対象となり、関連する興味を持ったユーザーに発見されやすくなります。結果として、フォロー獲得や商品・サービス購入のきっかけを増やせます。

認知拡大に繋がる
ユーザーは検索やおすすめ投稿を通じて、ハッシュタグ経由で新しいアカウントに出会います。特に「#新作コスメ」「#名古屋カフェ」といったテーマ性のあるタグは、ブランドや店舗の存在をまだ知らない層にリーチする絶好の機会です。ターゲット外の層にも自然に届く点が、広告や通常投稿の認知拡大に直結します。

オリジナルハッシュタグの作成
企業やブランドが独自のハッシュタグを作ると、ユーザー投稿を「ひとつにまとめられる」機能としても活用できます。例えば「#〇〇チャレンジ」「#〇〇といえば△△」のように設定すると、自社関連の投稿だけを一覧化できたり、ブランドコミュニティの形成やキャンペーンなどの把握がしやすくなったりと、さまざまな有効活用ができます。

ユーザー参加型の仕掛けを作れる
オリジナルハッシュタグを広告やキャンペーンで周知すれば、ユーザーが自発的に投稿してくれる動きが期待できます。こうしたUGC(ユーザー生成コンテンツ)は、広告以上に信頼感を持って受け止められるため、口コミ効果や購買意欲の喚起にもつながります。

効果的なハッシュタグの選び方

Instagram投稿や広告の効果を高めるためには、関連性のあるハッシュタグを選ぶことが欠かせません。

シンプルに表記する

例:地域密着型のカフェなら「#名古屋カフェ」「#カフェ好きと繋がりたい」など、エリアやカテゴリを反映したタグを選ぶと効果的です。ブランドや商品の特徴をシンプルに伝わりやすく表記しましょう。
SEOと同じように、Instagramでも「検索されやすいキーワード」を意識することが大切です。
例:

  • 一般的なキーワード → “#コスメ”  “#ダイエット”
    詳細なキーワード → “#韓国コスメ好き”  “#産後ダイエット”
  • 「一般的+詳細」を組み合わせると、広くリーチを取りながらも質の高いユーザーにアプローチできます。

適切な数とバランス

ハッシュタグは最大30個まで追加でき、これは広告でも同様の制限があります。「ビッグワード」「ミドルワード」「スモールワード」の3種類をバランス良く使用することが重要です。
また、多すぎるとスパム的に見えてしまうこともあるので注意が必要です。一般的には10〜15個程度がバランスが良いとされています。

  • ビッグワード(10万件以上):多くのユーザーの目に触れる可能性があるが、埋もれやすい
  • ミドルワード(1~10万件):適度な露出とリーチのバランス
  • スモールワード(1万件未満):ニッチなターゲットに届きやすい

競合やユーザー投稿を参考にする

同じ業界や近しいターゲットを持つ企業の投稿を調べ、よく使われているハッシュタグを確認しましょう。実際のユーザーがどのようなタグを使っているかを把握することで、自然で検索されやすいタグが見つかります。

広告におけるハッシュタグ活用の考え方

Instagram広告は、ターゲット属性や配信エリアを設定して配信できるため、ハッシュタグが直接的に広告のリーチを拡大するわけではありません。

しかし、広告クリエイティブにハッシュタグを取り入れることで次のような効果が期待できます。広告においては「直接的な効果」よりも、「広告を見た後にユーザーが行動しやすくなる」ような補助的な役割を担うのがハッシュタグです。

  • キャンペーン全体の一体感を演出できる
    指定ハッシュタグを広告に入れることで、通常投稿やユーザー投稿とつながりやすくなります。
  • 自然な投稿のように見える
    ハッシュタグを入れると、広告でも「一般投稿らしさ」が出て、ユーザーの共感を得やすくなります。
  • 参加を促すきっかけになる
    「#〇〇チャレンジ」「#私のおすすめ〇〇」といった参加型のハッシュタグは、行動喚起につながります。

ハッシュタグキャンペーンの実施

特定のハッシュタグをつけて行うキャンペーンは、企業にとって非常に有効なマーケティング手法です。

ハッシュタグキャンペーンのメリット

ハッシュタグキャンペーンは、従来のキャンペーンと比較してユーザー側の参加ハードルが低く、企業側の運用負担も軽減できる現代的なマーケティング手法です。以下に主要なメリットを整理します。

  • ハガキで応募する、応募用のシールを集めるなどの物理的なハードルがない
  • Instagramのアカウントさえあれば誰でも参加できる
  • キャンペーンを行う側は大規模な準備をすることなく開催できる
  • ユーザー生成コンテンツ(UGC)の創出が見込める

キャンペーン設計のポイント

効果的なハッシュタグ例

指定するハッシュタグは、短くて覚えやすいもの、意味が伝わるもの、参加しやすい雰囲気のものなどを意識して採用すると良いでしょう。

  • #〇〇チャレンジ(#笑顔チャレンジ、#青いものチャレンジなど)
  • #わたしの〇〇(#わたしの推しコスメ、#わたしの癒し時間など)
  • #〇〇フォト(#春のおでかけフォト、#うちのこフォトなど)
  • #〇〇使ってみた、#〇〇体験、#〇〇コーデ(商品名やサービス名)
  • #〇〇キャンペーン(直接的に分かるワード)

特典・参加条件の設計

キャンペーンに参加してもらう上で、魅力的な特典を用意することは欠かせません。特典が明確で魅力的であるほど、投稿数や拡散力が高まり、結果としてキャンペーン全体の盛り上がりにつながります。
なお、特典を設計する際は Instagramのプロモーションガイドライン や 景品表示法 を遵守する必要があります。応募条件や当選人数、景品の金額上限などを事前に確認し、安心して実施できるよう配慮しましょう。

特典:

  • プレゼント系:自社商品、新商品サンプル、話題の商品、ギフト券など
  • 体験系:無料・割引チケット、イベント招待、著名人との交流、旅行券など

参加条件:

  • アカウントをフォローしたユーザーを対象とする
  • コメントを残したユーザーを対象とする
  • 指定のハッシュタグを付けた投稿をしたユーザーを対象とする
  • 商品を購入したユーザーを対象とする

注意点とよくある失敗

Instagramハッシュタグの運用では、いくつかの注意点があります。

  • 関連性の薄いタグを大量に使ってしまう
    フォロワー獲得や反応を狙って無関係なハッシュタグを付けると、かえって信頼を損なう原因になります。
  • 禁止・制限タグを使ってしまう
    Instagramにはガイドラインがあり、一部のハッシュタグは検索結果に表示されません。利用前に確認することが重要です。
  • 広告に過度な期待をする
    広告ではリーチが配信設定で確保できるため、ハッシュタグは主役ではなく補助的な存在です。過信せず、全体設計の一部として活用しましょう。

ハッシュタグを活用した情報収集

ハッシュタグを活用することで、効率的に市場情報や競合情報を収集できます。単語を組み合わせて細かいカテゴリで検索するのがおすすめです。
地域やジャンルを狭め、検索したい内容を限定することで、より詳細な情報にリーチすることができます。Instagramでは検索結果の写真や動画が一覧で表示されるので、ひと目見て気になる投稿を見つけることができます。

効果的な検索例

  • 地域×ジャンル:#東京グルメ、#北海道観光地、#名古屋ネイルサロン
  • より具体的な検索:#表参道スイーツ、#渋谷イタリアン、#浅草焼肉

まとめ

Instagramハッシュタグは、投稿を広めたり、ユーザー参加を促す強力な仕組みです。

重要ポイント
  • Instagramの通常投稿には、ハッシュタグを必ず付ける。
  • 通常投稿では、新しいユーザーに見つけてもらうために最適化を常に意識する。
  • 選定のポイントは「関連性」「適切な数」「人気とニッチのバランス」。
  • 広告では、ブランド体験やキャンペーンの一体感を高める「補助的な役割」として活用する。
  • 投稿と広告で共通ハッシュタグを使用することで、相乗効果が期待できる。

成果を高めるには、選んだハッシュタグの効果を定期的に分析し、改善していくことが欠かせません。
Instagram広告を活用する企業にとって、ハッシュタグは直接的な配信効果を決める要素ではありませんが、ユーザーの自然な行動を引き出し、ブランドとの接点を広げるための重要な要素です。投稿と広告の両方で戦略的に取り入れることで、広告効果を一段と高められるでしょう。