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LINE広告は、日本国内で多くのユーザーに利用されているLINEアプリを活用した広告配信サービスです。
その中でも、位置情報を活用したターゲティング手法は、地域密着型のマーケティングを行いたい企業にとって非常に有効な手段です。
ユーザーが現在いる場所や過去に訪れた場所に基づいて広告を配信することで、よりパーソナライズされた広告を届けることが可能になります。
本記事では、LINE広告における位置情報ターゲティングの仕組みや設定方法、注意点について詳しく解説します。
地域密着型の広告を検討している方は、ぜひ参考にしていただければと思います。
【目次】
LINE広告の位置情報ターゲティングは、ユーザーの現在地や過去に訪れた場所データに基づいて広告を配信する手法です。
この機能を活用することで、特定の地域に居住するユーザーや、その地域を訪れたことのあるユーザーに対して、より効果的に広告を届けることが可能になります。
たとえば、飲食店、ショッピングモール、不動産業界などの地域密着型ビジネスでは、ターゲットユーザーのニーズに応じた広告配信が期待できます。
位置情報ターゲティングの設定は、管理画面から以下の手順で行うことができます。
「キャンペーン」→「広告グループ」→「編集」→「ターゲット設定」の順に進み、ターゲティングモードを「手動ターゲティング」に設定します。
その後、地域の「編集」ボタンをクリックすると、詳細な地域設定が可能になります。
「 配信対象 」と「 指定方法 」を選択します。
・配信対象は以下の5つのパターンから選択できます。
・指定方法では「地域を指定」または「半径を指定」を選択します。
地域を設定では、検索ボックスに住所を入力すると、候補が表示されるので、その中から地域を選択し、「配信」または「除外」を設定します。
半径を指定では、住所や経度を入力するか、ピンモードを使用して指定した地点を中心に半径の範囲を指定することができます。
なお、半径の最小値は、以前は3km~の指定でしたが、2022年のアップデート以降は1km~設定可能となりました。
配信する範囲、除外する範囲は、合わせて最大5つまで指定できます。
配信する範囲と除外する範囲で円が重なった場合は、除外が優先されます。
最後に「完了」をクリックすると、設定内容が保存されます。
位置情報ターゲティングや地域セグメントを行う際は、以下の点に注意が必要です。
広告の配信には、GPSやWi-Fiなどの情報が活用されますが、これらの位置情報は必ずしも正確ではありません。
そのため、意図したターゲットに広告が届かない可能性があります。
対策としては、ターゲット範囲を広めに設定するなどの工夫が有効です。
一部を除くオーディエンスセグメントは「みなし属性」が用いられています。
みなし属性とは、LINEユーザーの実際の属性情報が明確でない場合に、ユーザーの行動履歴や興味関心などから推測して割り当てられる属性のことです。
ユーザーのプロフィール情報を直接利用するのではなく、行動データをもとに属性を「みなす」仕組みです
このため、属性情報の精度には限界があり、完全に正確であるとは限らないことを理解したうえで活用する必要があります。
プライバシーポリシーへ記載させて頂いている内容に基づき、位置情報を取得しております。
セグメントにおける地域情報に関しては、上記の位置情報および弊社で判定したみなし属性の情報を基にしたサービスを提供しております。
みなし属性の判定に関しての詳細は非開示です。
(引用:LINE for Business_ターゲット設定はどのような情報を基にしていますか?)
また、位置情報セグメント以外の各セグメントについて紹介しているブログもありますのでこちらもぜひ御覧ください。
LINEアプリの位置情報がOFFになっているユーザーは配信対象になりません。
位置情報は設定を自由にON/OFFすることができます。操作の手順は以下のとおりです。
①LINEアプリのホーム画面から、右上の「設定(歯車マーク)」をタップ
②「プライバシー管理」を選択
③画面下部の「情報の提供」をタップ
④「位置情報の取得を許可」をONにする
⑤位置情報の利用についての同意画面が表示されますので「許可する」をタップ
これで、位置情報の利用が許可されます。
同意することにより、大規模災害時の緊急速報等の重要なお知らせや、現在地周辺の天候変化、近くのお店で利用可能なクーポンなどの情報をお届けできるようにしていきたいと考えております。
(引用:LINEヘルプセンター_LINEで利用する情報⋅広告)
LINE広告は店舗への集客や地域密着型のサービス展開において、効果的な活用が期待できます。
ここでは具体的な指定例をご紹介しますので、参考にしてください。
この設定により、東京駅周辺に住んでいる人・働いている人・最近訪れた人に対して広告が配信されます。
たとえば、ランチ割引クーポンや季節限定メニューの案内などを配信することで、近隣のユーザーへの集客を効果的に促進できます。
この設定に加え、詳細ターゲティングで「興味・関心」を「賃貸」「不動産購入」などに設定し、さらに「行動」カテゴリで「転居の可能性がある」といった行動傾向を指定します。
これにより、名古屋市内で働いていて、引っ越しを検討している可能性のあるユーザーに対して、名古屋市内の駅近物件などの不動産情報を効率的に配信することが可能になります。
作成したオーディエンスが1,000以下の場合は配信が出にくくなる可能性があるため、配信が出るようにターゲティングを絞りすぎないことをおすすめします。
(引用:LINEヤフー for business_「地域セグメント」の設定方法)
LINE広告の位置情報ターゲティングを活用することで、地域に密着した効果的なマーケティングが可能になります。
ユーザーの居住地や職場、訪問履歴などをもとに、より適切なターゲットへ広告を届けられるため、集客や認知向上に大きく貢献します。
ただし、位置情報や属性データには誤差があることも念頭に置き、設定時には範囲を広めに取るなどの工夫が重要です。
正しい理解と適切な設定で、LINE広告の強みを最大限に活かしましょう。
LINE広告を配信したいが何から手をつければいいのか分からない。独学では正しい運用ができているか不安。
そんな方も多いと思います。
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