名古屋のLINE集客・MEO対策・ホームページ制作・WEB広告運用なら総合アド|お知らせ・コラム

Menu Menu

NEWS & COLUMN

2025.10.08 LINE公式アカウント、事例、機能説明、活用方法

【LINE通知メッセージ】LINE公式アカウントの友だち登録していないユーザーにも配信ができる?!

【LINE通知メッセージ】LINE公式アカウントの友だち登録していないユーザーにも配信ができる?!

LINEのメッセージで、運送会社や商品を購入した通販サイトや店舗から、配達日や購入完了の通知を受け取ったことはありませんか?

『友だち追加した覚えがないのに…、開いて大丈夫かな?』と不安を感じた方もいるかもしれません。

実はそのメッセージは、企業がLINE公式アカウントの友だち登録していないユーザーにも必要性の高いメッセージを配信できる「LINE通知メッセージ」という機能を利用して送信しています。

この記事では、LINE通知メッセージの仕組みや利用用途、導入事例について解説します。導入をご検討されている企業のご担当者様は、ぜひ参考にしてください。

LINE通知メッセージとは?

引用元:LINE通知メッセージを受信する方法

LINE通知メッセージは、ユーザーにとって利便性の高い通知をLINEで個別に受け取ることができる機能です。

メッセージが送信される仕組み

LINE通知メッセージは「企業が保有する顧客の電話番号」と「LINEに登録されているユーザーの電話番号」をマッチングして、企業のLINEアカウントからLINEユーザーにメッセージが配信される仕組みです。

その際、企業からLINEヤフー社に送信される電話番号データはハッシュ化(元の値に戻すことのできない別の値に置き換えること)されており、LINEヤフー社側ではメッセージの送信先を確認するためだけに使用して、照合が終わった後は情報を保有せずすぐに破棄しています。

メッセージを送信できる条件

メッセージを送信できるのは『認証済アカウント、またはプレミアムアカウント』で、さらに『認証プロバイダー』の審査を通過したLINE公式アカウントのみに限られています。

LINEヤフー社で2回の審査を実施し、実在して安心できる企業の利用で、スパムなどの詐欺行為に使われないことを厳重に確認しています。

また、配信されるメッセージ内容についても、事前にLINEヤフー社でチェックされ承認された内容のみが配信でき、広告目的のものは配信できません。突然この通知メッセージが届いたら、ユーザーはどう思うか、不安にならないかという視点で、メッセージ内容も慎重に審査されています。

 

認められている利用用途

LINE通知メッセージの利⽤⽤途は、配送や予約の通知、登録・申込の通知や、購⼊・決済・発送の完了通知など、LINEヤフー社が定めた 22種類に限られています。※2024年12月時点

No. 利⽤⽤途 説明
1 配送通知 ユーザーが受け取る配送物のお届け予定を通知する
2 予約通知 ユーザーが申込をした予約に関する完了あるいはキャンセルを通知する
3 予約通知
<公共交通機関の予約>
ユーザーが申込をした公共交通機関の予約に関する、完了もしくはキャンセルを通知する
4 予約通知
<公共交通機関の予約変更>
ユーザーが申込をした公共交通機関の予約の変更に関する情報を通知する
5 リマインド通知 ユーザーが申し込みをした予約に関するリマインド通知をする
6 リマインド通知
<公共交通機関の予約のリマインド>
ユーザーが申し込みをした公共交通機関の予約に関するリマインド通知をする
7 リマインド通知
<契約・申請期限のリマインド>
ユーザーが申込をした、あるいは契約している契約物の契約期限、有効期限、申請期限に関するリマインド通知をする
8 リマインド通知
<⽀払期限のリマインド>
ユーザーが契約している契約の⽀払期限に関するリマインド通知をする
9 障害通知 ユーザーが利⽤しているインフラ(電⼒、ガス、通信)に関する障害・メンテナンスを通知する
10 申込完了通知 ユーザーが会員登録やサービスの利⽤登録をしたものについて、受付を完了した旨を通知する
11 料⾦確定通知 ユーザーが契約しているサービスの料⾦確定を通知する
12 購⼊完了通知 ユーザーが商品やサービスを購⼊した際に、その商品やサービスの購⼊が完了したことを通知をする
13 登録完了通知 ユーザーが会員登録やサービスの利⽤登録をした際に、登録が完了したことを通知をする
14 ⽀払完了通知 ユーザーが請求した保険⾦等の⽀払⾦が⽀払完了されたことを通知する
15 海外旅⾏への出発前の注意喚起 ユーザーが申し込んだ契約に関連して、海外旅⾏に出発する前に注意喚起の通知をする
16 問合せ窓⼝への案内通知 問合せの電話をしてきたユーザーに対して、LINE公式アカウントの問合せ窓⼝を誘導する通知をする ※旧LINEコールAPIのCalltoLINEの代替としての⽤途
17 製品完成通知 ユーザーが注⽂した製品が完成したことを通知をする
18 修理完了通知 ユーザーが注⽂した修理の完了通知をする
19 決済完了通知 ユーザーが決済を⾏った際に、その決済が完了したことを通知する
20 決済エラー通知 ユーザーが決済を⾏った際に、その決済がエラーで完了しなかったことを通知する
21 ⾒積完了通知 ユーザーが依頼をした⾒積や試算結果が完了したことを通知する
22 発送完了通知 ユーザーが契約している契約に関連して、書類や商品の発送が完了したことを通知する

LINE通知メッセージを導入するメリット

「ユーザーの生活利便性の向上」と「企業のDX」という観点から、メリットをご紹介します。

  • ユーザーのメリット
    LINE公式アカウントの友だち登録をしていなくても「通知メッセージ」を受信することができるため、メッセージを見逃すことが少なくなります。また、ユーザーは必要なタイミングで迅速に対応できるため、満足度や利便性も大きく高まります。
  • 企業のメリット
    メールや郵送、LINE公式アカウントのメッセージ配信での通知にかかっていたコストを削減できる可能性があります。また、予約完了や購入手続きなど、ユーザーが特定のアクションを起こしたタイミングをトリガーに、人の手を介さずに自動でメッセージを送ることができるため、業務負担を軽減できます。
    さらに、友だち登録していないユーザーにもメッセージが配信できるので、企業のLINE公式アカウントを認知してもらうきっかけにもなり、今までにない友だち登録の導線が確保できます。

業種別の導入事例

業種別の具体的な導入事例をご紹介します。今回はご紹介できませんでしたが、他にもEC・通販や店舗・クリニックといった業種でも導入が増えています。

  • 《運輸/配送》佐川急便株式会社
    物流業界大手の佐川急便株式会社では、ユーザーに宅配便荷物の配達予定日時を事前にお知らせする「LINE通知メッセージ」の配信を始めました。さらに、LINE上で配達予定日時を変更できるようにしてユーザーの利便性を向上させて「再配達率の低減」を実現しています。

外部リンク:特定地域の再配達率が2%減!ユーザーの利便性を高める佐川急便の「LINE通知メッセージ」活用術

  • 《交通/観光・レジャー》琴平バス株式会社
    香川県琴平町に本社を置く琴平バス株式会社では、「LINE通知メッセージ」を導入し、乗車予約前日のリマインド配信を行っています。ユーザーの満足度向上のみならず、友だち集めや現場オペレーションの効率化にも成功しています。

外部リンク:予約忘れや問い合わせが減少!友だち追加率7割を実現した観光バス会社が語る「LINE通知メッセージ」の効果

  • 《サービス/インフラ》株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
    株式会社アイ・グリッド・ソリューションズは、GXソリューション事業、仮想発電所(VPP)事業、電力供給事業など、多岐にわたる事業で統合的な脱炭素ソリューションを展開するGX推進企業です。
    同社が展開する一般家庭向けの電力供給サービス「スマ電CO2ゼロ」では、LINE通知メッセージを活用して毎月の電気料金をユーザーに通知することで、サービス解約率の低下や問い合わせ対応の工数削減を実現しています。

外部リンク:顧客満足度を高めて解約率が0.8%低下!スマ電の「LINE通知メッセージ」活用術

LINE通知メッセージを導入するためには

引用元:LINEヤフー 媒体資料(PDFファイル)

まずは認定パートナーに相談することをおすすめします。
LINE通知メッセージを導入するためには、セールスパートナーを通じた利用申請とテクノロジーパートナーによる技術監修が必要です。これらの手続きをスムーズに進めるためにも、早い段階で認定パートナーのサポートを受けることをおすすめします。

弊社はセールスパートナーとして、テクノロジーパートナー企業と連携して、申請手続きから導入までサポートいたします。導入に関する詳細やご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

導入準備のポイント

LINE通知メッセージの導入を検討する際、以下の確認や準備が求められます。ぜひ参考にしてください。

  • LINE公式アカウントの種類
    既存のアカウントタイプが『認証済アカウント/プレミアムアカウント』であるかを確認。未認証アカウントの場合は、LINEヤフー社に申請を行う必要があります。
  • 拡張ツールの利用状況
    APIを利用した外部システムとの連携状況を確認。導入には、既存システムとの互換性を確保する必要があります。
    また、APIをまだ利用していない場合は外部システムの選定を含めて、検討を進めなければなりません。
  • ユーザー導線の構築
    LINE通知メッセージの利用は、LINEのUXガイドラインに準拠する必要があります。
    ユーザーにとってスムーズな導線設計(通知から具体的なアクションへの誘導など)が整備されているかを確認。
  • 認定パートナーの選定
    適切な導入・運用を進めるためには、認定パートナーの支援が欠かせません。
    認定パートナーが、申請手続きから運用サポート、システム構築やサイト改修まで、専門知見を活かして総合的に支援します。

必要な申請手続き

LINE通知メッセージの導入には、スムーズに進んでも1~2か月かかります。余裕を持ったスケジュールで計画し、早めにご相談ください。

  • 認証済アカウントではない場合、LINE公式アカウントの認証申請
  • 認証プロバイダーの申請(セールスパートナーを介して申請が必要)
  • LINE通知メッセージの利用申請(セールスパートナーを介して申請が必要)
  • メッセージ内容のUX審査の申請(セールスパートナーを介して申請が必要)
  • LINE通知メッセージの実装(テクノロジーパートナーの技術監修が必要)

まとめ

今回は、ユーザーの生活利便性の向上を目指したサービス「LINE通知メッセージ」を詳しく紹介しました。いかがでしたでしょうか?

弊社 総合アドは、LINEヤフー社の認定パートナー(セールスパートナー)です。
LINE通知メッセージ導入のご相談も受け付けておりますので、ご興味がある場合は、お気軽にお問い合わせください。

  • トップ
  • お知らせ・コラム
  • 【LINE通知メッセージ】LINE公式アカウントの友だち登録していないユーザーにも配信ができる?!