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LINE広告の配信後、どのように配信されたのか気になる方も多いと思います。
配信中、または配信完了後の広告成果は、LINE広告管理画面に表示されるダッシュボードから確認することができます。
ダッシュボードでは、配信状況、インプレッション数、クリック数、コンバージョン率などの重要な指標が簡潔にまとめられており、一目で広告効果を把握できるため、効率的な運用管理が実現できます。
しかし、クリックの男女比や年代別、AndroidユーザーかiOSユーザーかといった詳細なデータは、ダッシュボードレポートには表示されませんよね…実は、そのような詳細なデータを確認できる方法があるんです!
このレポートを活用すれば、きっと次回の広告配信に向けた改善や対策に役立つでしょう。
今回は、LINE広告の配信後に確認できるレポートについてご説明いたします。
【目次】
LINE広告のレポートとは、LINE広告の配信結果のデータを年齢や性別など各分類ごとに分析し、Excelまたはcsvで出力できるレポートのことです。
LINE広告のレポートにはパフォーマンスレポートとカスタムレポート(β)と2種類あり、目的によって確認するレポートは違います。
このレポートから広告配信の効果を確認したり、次回配信する広告の改善に役立てることができます。
ちなみに、冒頭で触れた「ダッシュボードレポート」の詳細については、リンク先を是非ご確認ください。
(リンク先:LINEヤフー for business:ダッシュボードの操作)
LINE広告レポートのパフォーマンスレポートを活用することには多くのメリットがありますが、同時にいくつかの注意点も存在しますのでご紹介します。
・広告パフォーマンスの詳細な把握
LINE広告レポートは、広告の表示回数(インプレッション)やクリック数、クリック率(CTR)、広告費用、ROI(投資対効果)など、広告のパフォーマンスに関する詳細なデータを確認することができます。
これにより、どの広告が効果的か、どのターゲット層に効果があったのかを正確に把握することができます。
・ターゲット層の分析
性別、年齢、地域、デバイス別(Android/iOS)など、デモグラフィック情報を基にターゲット層の反応を分析することができるので、次回のキャンペーンでのターゲティングを最適化できます。
・キャンペーンの改善点が見える
広告の成果を詳細に分析することで、どこに改善点があるかを把握することができます。
たとえば、クリック率が低ければ広告文や画像を改善し、ターゲット層が広がりすぎていれば絞り込みを行うなど、次回の広告配信に向けた具体的な対策を立てることができます。
・配信中のパフォーマンス確認
配信中に広告のパフォーマンスを確認できるため、迅速に対応策を講じることができます。
たとえば、広告費用の消化具合やターゲットの反応が悪い場合に調整することが可能です。
・キャンペーン間での比較
複数のキャンペーンを実施している場合、そのパフォーマンスを比較することができます。
これにより、どの広告が最も効果的だったかを簡単に把握でき、次回の広告配信に活かすことができます。
・表示されるデータに日本以外の地域が混ざってしまう場合がある
日本から海外へ移動したユーザーが、レポート集計タイミングによっては海外アカウントとして誤って記載される場合があります。
・地域別データが総計と一致しないことがある
地域データで確認できるのは市区町村ですが、地域データの利用を承諾していないユーザーはカウントされず、「unknown」として集計されます。そのため、これらを合算する必要があります。
・深い分析には専門的な知識が必要
レポートを活用するには、広告のパフォーマンス指標や分析手法に関する知識が求められます。
特に初心者の方にとっては、どの指標を重視すべきか判断がつかないこともあります。
データを見て、何が効果的で何が問題だったのかを理解するためには、ある程度の経験と知識が必要です。
・最新情報をこまめに確認する
LINE広告は定期的にアップデートされているため、最新の管理画面の仕様変更や新機能の確認が重要です。
定期的にチェックして、最適な運用を行うようにしてください。
パフォーマンスレポートは、LINE広告管理画面からダウンロードができます。手順は以下の通りです。
レポートをダウンロードしたい広告アカウント名をクリックし、広告マネージャーの画面に進みます。
左上にある3本線のメニューをクリックします。↓
左からニ番目にあるレポートと計測の下にある「パフォーマンスレポート」をクリックします。↓
レポート一覧のページに切り替わるので「+レポートを作成」をクリックします。↓
レポートを作成の画面に進んだら、各項目を設定していきます。↓
■レポート内容
・集計期間:広告の配信期間を選ぶ、または期間をカスタマイズして指定することもできます。
■レポート形式
・階層:キャンペーンか広告かなど、どのレポートを確認したいのかを選びます。
・集計間隔:広告のレポートを全体か、日別か選ぶことができます。
・集計単位:確認したいターゲティングを選択します。
※集計単位に関しては、データの更新頻度が1日1回です。
⇒今日のデータを確認したい場合、明日の午前8時以降に確認してください。
・集計対象:全体でレポートを出すか、配信面ごとに出すかを選びます。
・ファイル形式:出力形式を「CSV」と「CSV-Excel」から選択できます。
最後に[作成する]をクリックして完了です。※レポートの有効期限は作成日から1週間です。
(参考:LINEヤフー for business_レポートをダウンロードする)
2024年6月より、項目を選択してレポートを作成することができる「カスタムレポート(β)」機能が利用可能になりました。
パフォーマンスレポートは、配信されたユーザーの属性に基づいて表示されるのに対し、カスタムレポートはターゲティングの設定に基づいてレポートが表示されます。
パフォーマンスレポート | 設定したターゲティングにかかわらず、配信されたレポート。 たとえば、広告がどれだけ表示され、どれだけクリックされたかなど、ユーザーの属性に基づいたレポートを見ることができる。 |
カスタムレポート(β) | 配信した広告に関連する項目を複数の中から掛け合わせ、詳細に分析できるレポート。 たとえば、広告が特定の年齢のユーザーにどれだけ表示され、どれだけクリックされたかを見ることができる。 また、任意のレポートフォーマットを作成し、そのテンプレートを保存することができます。 |
ダウンロード方法は下図のように、パフォーマンスレポートの下にカスタムレポートがあります。
カスタムレポートを編集するページに進みますので、パフォーマンスレポートと同じ手順で「+作成する」から各項目を設定し、配信結果のレポートを出力します。
カスタムレポートには以下の注意事項がありますので必ずご確認ください。
【注意事項】
01.カスタムレポートの「ご利用金額」は概算です。システムによる調整が考慮されていないため、実際の請求金額と異なることがあります。
02.パフォーマンスレポートや管理画面のダッシュボードレポートとは集計方法が異なるため、数値が異なることがあります。
03.広告グループで設定されていないターゲティング属性に対する実績は表示されません。
04.ターゲット設定で年齢、性別、地域などを指定していない場合は、年齢、性別、地域のすべてをターゲット設定している状態として表示されます。
ただし、ターゲット設定で配信地域を特に指定していない場合に、項目名「地域(この地域で働いている人)」をカラム選択した場合はレポートが表示されません。05.レポートデータの処理量が大きい場合、データが表示されないなどの可能性があります。
06.β版のため、予告なく機能の提供を停止する可能性があります
07.スペックは本リリースで変更となる可能性があります。
(参考・引用:LINEヤフー for business_LINE広告アップデート情報 2024年5月 カスタムレポート機能が利用可能に!)
今回は、LINE広告の配信後に確認できるレポートについてご説明いたしました。
LINE広告レポートは、広告の効果を詳細に分析し、ターゲット層や配信内容の調整、次回の広告配信に向けた改善策を見つけることができる非常に役立つツールです。
ですが、そのデータを効果的に活用するためには、ある程度の分析能力や広告運用の経験が求められます。
定期的なアップデートに伴い管理画面の仕様変更や新機能が実装されることもありますので、これらの変更を見逃さず、最新の運用方法を確認することをおすすめします。
また情報が多いため、まだ経験が少ない初心者の方には少し複雑に感じることもあるかと思いますが、詳細なデータを正しく活用すれば、次回の広告配信に大きな改善をもたらすことができます。
是非LINE広告レポートをご活用してみてはいかがでしょうか。
「どの指標を重視すべきかわからない」「現在の運用で本当に成果が出ているのか不安」「データは見ているけれど正しく分析できているか自信がない」といったお悩みをよく耳にします。
弊社 総合アドでは、164業種のLINE広告運用実績に基づき、データ分析から運用改善まで総合的にサポートいたします。現状診断も承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。