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少子高齢化や労働人口の減少が進む中、企業にとって「優秀な人材の確保」はますます難しい課題となっています。
従来の求人サイトや広告だけでは、求職者にアプローチするのが難しくなりつつある今、新たな採用手法として注目されているのがLINE公式アカウントの活用です。
LINEは日本国内で圧倒的な利用率を誇るコミュニケーションツールであり、企業と求職者をつなぐ新しい採用プラットフォームとしての可能性を秘めています。本記事では、LINE公式アカウントを活用した求人募集の方法やメリット、注意点について詳しく解説します。
『採用活動を効率化したい』『新しい採用手法を試してみたい』とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
【目次】
以前より「採用が難しくなってきた」とお悩みの企業様・店舗様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
総務省の人口推移データによると、2020年の時点で日本の人口は約1億2600万人、その後は減少傾向にあります。
特に、働き手である「15歳から64歳」の人口が減少しているため、採用難が加速しています。
企業にとって「優秀な人材を確保し続けること」が最も重要であり、最も難しい課題といえるでしょう。
業種や企業規模によっては、未経験ではなく経験者=即戦力が欲しい!という声も多く、これが更なる採用難に拍車をかける一因となっています。
昔は採用したい〈人〉を絞りこんでも採用ができました。
人手が足りなくなったら「転職求人サイト」に募集をだせばOKという時代もありました。
それは『買い手市場』と呼ばれる時代で、且つ、情報収集の手段が限られていたからです。
今や、完全な『売り手市場』。そして誰でもスマートフォンで簡単に情報収集ができる時代です。
求職者にとって、溢れる情報の中から、いかに正しい情報を選択がするかがカギとなります。
求職者の仕事探しの方法としてよくある流れは、
・自分の能力が活かせる仕事
・自分の条件を満たす会社
・自分でもやれそうな仕事
・職場環境(人間関係・年齢層など)
・給与や待遇面
・休日や働きやすさ など
転職潜在層は、複数の転職サイトに登録しスカウトを待つというケースが多数。
スカウト=自分を必要としている企業の中から、条件やタイミングにあう職場を選ぶ「いいところがあれば転職したい」というタイプが多く、就転職を急がない傾向がみられます。
ここからはLINE公式アカウントを活用して求職者にアプローチする方法を説明していきます。
LINE公式アカウントは「友だち」を増やして、リピーターを囲い込んでいくことができるツールです。様々なメッセージ配信の形態があったり、無料オプションや、友だちユーザーとつながることができるのが大きな魅力。
企業と友だちが直接コミュニケーションをとることができるため、即時性が高く、双方にとって効率的です。
求人サイトや求人広告にかわる新たな手法として、多くの企業がLINEを使った採用活動を取り入れています。
LINEは日本国内で最も高い利用率を誇るコミュニケーションツールです。
10代から70代まで、他のSNSではアプローチしにくい幅広い年齢層のユーザーにもリーチ可能という母数の多さが魅力です。
さらに毎日利用するユーザーが多く開封率も高いことから、求人活動において大きな可能性を秘めています。
「企業のLINE公式アカウント」を作成して、メッセージの1つとして求人情報を配信する手法と「“採用”用のLINE公式アカウント」を作成し、採用に特化した情報を配信していく手法があります。
特に、求人サイトや派遣サイトなどを運営している企業は活用しやすい傾向があります。
下記の成功事例も参考にしてくださいね。
バイト応募件数約80%増!リッチメニューを生かしたタウンワークのLINE活用事例
もちろん掲載していただいてもOKです。
ちなみに「LINEバイト」は単独で掲載できるサイトではなく、「マイナビバイト」に掲載すると自動で転載される求人サイトです。(※一部条件あり)
今回お話ししている「LINEで求人募集を出す」のとは少し意味合いが異なりますのでご注意ください。
規模が小さめの店舗・企業は「企業アカウント」、ブランディングが完了している規模感の大きい企業やグループ展開している企業であれば「企業の採用アカウント」を作成し、運用していきましょう。
テキストや画像を駆使して、応募者にとってわかりやすく魅力的、かつ有益な情報を発信しましょう。
LINEはビジュアルコンテンツを簡単に取り入れられるため、インパクトのある求人情報を作成することができます。
リッチメニューでリクルートページにとべるようにするのも効果的です。
求人情報の発信から質問や応募、面接日程など、必要な情報のやりとりや採用までのプロセスがスムーズかつ効率的におこなうことができます。
詳しくはこちらのブログでも紹介しています。
募集~採用までの流れがスムーズで、従来のメールや電話でのやり取りと比べて手間も少ないため、企業側にとっても、求職者にとっても効率的で即時性が高いところがメリットです。
特に求職者にとっては、メッセージが届けばポップアップで通知が届きますし、気軽に疑問点や気になることを質問をすることができ、迅速に回答を得ることが可能。
他の企業に関心が移ってしまうことを防ぐことができます。スマホで簡単に情報を確認したい求職者には、LINEの求人は使いやすいツールと言えるでしょう。
LINEで求人募集をおこなう場合、LINE上で簡単にやりとり・応募ができるため、求職者とって非常に気軽で効率的なところがメリットと言えるでしょう。
従来の求人サイトでは、実際に応募する場合、ユーザー情報やレジュメの登録が必要です。
もちろんスカウトを待つ場合も、レジュメに工夫が必要ですし、自己アピールの書き方によって希望職種からのスカウト数がかわります。
逆にしっかり作られていない場合のスカウトは「誰でもいい・数うちゃ当たる」的なスカウトである可能性が高く、入社後のミスマッチが増えることが想像できます。
その点、LINEは最初にレジュメなどを登録する必要がなく、求職者と企業間で直接コミュニケーションをとることができるため、求職者にとっての手間が少なく、企業側にとっては対応がしやすいため、取りこぼしがなくなります。
また、ユーザーがメッセージを受け取るには、LINEの友だち追加が必須条件となります。
求職者がそもそも対象企業に「関心がある」ことが前提となるため、マッチングの可能性が高まることが考えられます。
求人サイトではスカウト時にターゲティングが可能になる媒体もありますが、LINEでは、欲しい層にあわせたターゲティングが可能です。
さらに「LINE広告」を活用すれば、友だちを一気に増やすこともできるため、より効果的に理想の求職者にアプローチできます。
LINE公式アカウントでできることはこちらでもご紹介しています。
LINEは気軽に応募ができる反面、ドタキャンやブロックされてしまうことも考えられます。
これは求人媒体ほかどんな手段を使っても起こりうる事象なため、先を読んだ採用活動をおこなうことで、人手不足などの事態に陥らないよう準備していくようにしましょう。
LINEはリアルタイムでやり取りができるため、勤務時間外でもメッセージが届くことがあります。特に求人を探す時間帯は夜中というケースも多いです。
LINEのメリットは即時対応ではありますが、都度対応することは当然難しく、企業側にとって大きな負担となります。
また求職者側からみても「この会社に入ったら、こんな時間まで働くの?」と不安を与えてしまう可能性が高く、かえって逆効果です。
大切なのは求職者に「メッセージをみたよ、明日対応するね」という安心感を与えること。LINEならその設定が可能ですので、ぜひご活用ください。
設定方法については下記でも詳しく解説しています。
LINEを活用した求人募集は、企業・求職者双方にとって有益な採用活動がおこなえる手段であることがご理解いただけたのではないでしょうか。
企業の採用担当者様にとっても、利用率の高いLINEを活用することで、効果的に企業の情報を発信することができ、且つ求職者と直接コミュニケーションをとることができるため、求職者との距離感も近くなり、採用の効率化が図れます。
ただし、企業の求人募集はLINEだけでOKかといえば、そうではありません。
「転職したい」と考えれば、とりあえず「転職求人サイト」を検索・登録する人が大多数です。
有名企業でない限り、社名の「指名検索」は難しいもの。まずは求職者・求職潜在層との接触を図るために〈求人サイト等の募集広告〉を活用し、ホームページ→LINEなどのSNSに流入させましょう。
採用難の今、上手く求職者層を誘導し、ユーザーとつながりをもち、魅力を伝えていくことが、今後の採用活動の成功のポイントとなります。さらにSEOなどにも力を入れていくことで、ユーザーに見つけてもらいやすくなります。
具体的にどうすればいいか分からない、とお悩みの担当者様もご安心ください
総合アドでは、求人からLINE運用その他、幅広くサポートが可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。