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2023年に「LINE」と「Yahoo!JAPAN」が統合し「LINEヤフー株式会社」が誕生しました。
この統合により、それぞれが保有するデータを活用し、より緻密なターゲティングを実現できるようになりました。
LINEはコミュニケーションツールとして、国内で約9,700万人をこえる月間アクティブユーザーを誇り(2024年2月1日現在)、幅広い年齢層のユーザーに利用されています。
一方、Yahoo!JAPANは検索機能だけでなく、さまざまな情報を提供する日本最大級のポータルサイト。LINEより長い歴史があり、多彩な情報データとデータ解析能力を有しています。
本記事では、特に広告の部分に注目し、LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA)の連携で「できること」について詳しく解説していきます。最後までおつきあいくださいね。
【目次】
LINEとヤフーの連携で、アカウントの登録情報の一元管理が可能になるなど、LINEとヤフー双方のプラットフォームから得られるデータを活用することができるようになりました。
LINEヤフー社の統合当時、LINEとヤフーの「アカウント連携」や「プライバシーポリシーについて」のポップアップがでて「連携」や「同意」をしないとLINEが使えなくなるの?などと話題になったのを覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。(下記は「LINEとヤフーのプライバシーポリシー統合」の案内です)
広告配信においても、LINEとヤフー双方のデータを活用することができるようになったため、「LINE」だけのターゲティングよりも、さらに精密なターゲティングが可能になりました。
LINEヤフー for Business「過去最高のCV数を更新 LINE広告でYahoo! JAPAN共通オーディエンスを活用するメリットとは?」より流用
ユーザーの関心にあった「パーソナライズ化」された広告が配信できるため、より効果的にコンバージョンにつながる可能性が期待できます。
性別・年齢・地域セグメントに加え、Yahoo! JAPANからも様々なターゲティングが選択できるため、より緻密な設計が可能です。
Yahoo! JAPANの共通オーディエンスには「興味関心」「購買以降」「属性・ライフイベント」のセグメントがあります。
・Yahoo! JAPAN 興味関心セグメント
・Yahoo! JAPAN 購買意向セグメント
・Yahoo! JAPAN 属性・ライフイベントセグメント
興味関心セグメントから、ショッピングや旅行などの詳細ターゲティングが選択できます。
LINE広告とは少しずつ絞り込み方が違うため、今までとは違ったユーザーにリーチできたり、逆に、ターゲティングを絞り込んでアプローチできるようになりました。
ぜひ活用して、ターゲティング別の配信比較などをしてみても面白いでしょう。
▼こちらでは成功事例も紹介しています。
ちなみに、Yahoo!広告には「検索広告」と「ディスプレイ広告」の2種類があります。
Yahoo!JAPANでキーワード検索をしたときに検索結果に出てくる〈テキスト〉の広告が「検索広告」、Yahoo!サービスのTOPやニュースなどで、〈画像や動画〉で出現するのが「ディスプレイ広告」です。
ディスプレイ広告には「運用型」と「予約型」の2種類があります。
ざっくり言うと、低予算で実施できるのが「運用型」です。
本記事でお話している「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」は、略称で「YDA」、特に運用型は「YDA運用型」と呼ばれています。
YDA=Yahoo Display Ads=Yahoo! 広告 ディスプレイ広告、ですね。
2024年10月には「Yahoo!広告 ディスプレイ広告」で LINE広告の「友だち追加広告」が配信できるようになりました。
(※現在はLINE NEWS面のみの配信ですが、今後拡大していく予定です)
LINE広告の「友だち追加広告」はLINEプラットフォーム内のみで配信されます。
LINEの友だちはLINE独自の概念なため、これまで「友だち追加広告」はLINE広告を出稿しないと掲載することができませんでしたが、LINE広告とYahoo!JAPANディスプレイ広告の連携で、Yahoo!広告のディスプレイ広告を出せば、LINEの友だち獲得を促進することが可能になりました。
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)の活用でLINEの友だち獲得が可能になるため、メッセージ配信やキャンペーン訴求を通じて、ユーザーとのエンゲージメントを深めることができます。
さらに2025年1月下旬には、Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)(=YDA運用型)で、LINE広告とLINE公式アカウントのオーディエンスを利用した広告配信が開始されました。
※前提として、LINE広告またはLINE公式アカウントと接続されたビジネスマネージャーとYDAアカウントの接続が必要です。
・ビジネスマネージャーとLINE広告・LINE公式アカウントの接続
・ビジネスマネージャーとYDAアカウントの接続
・ビジネスマネージャーからYDAアカウントへのオーディエンス共有
・ビジネスマネージャーリストの作成
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)で利用可能になるLINE広告またはLINE公式アカウントのオーディエンスは、以下の通りです。
・ウェブトラフィック
・IDFA/AAIDアップロード
・電話番号アップロード
・Email Addressアップロード
・アプリイベント
・画像クリック
・動画視聴
・類似拡張
・ユーザーIDアップロード
・ウェブトラフィック
・メッセージクリック
・メッセージインプレッション
・リッチメニュークリック
・リッチメニューインプレッション
・チャットタグ
・友だち追加経路
・予約
Yahoo!広告 ディスプレイ広告(運用型)で保有しているユーザーデータとは異なるオーディエンスが活用できるため、新しい施策が可能になります。
◆これまでも利用可能だったオーディエンス
・LINE公式アカウントの友だち
・LINE公式アカウントをブロック中の友だち
・広告アクションユーザー
・ウェブサイト訪問ユーザー
・アプリユーザー
・顧客データ
・Yahoo! Audience Discovery
・高度なセグメント
・類似ユーザー
・組み合わせ
これらとあわせたアプローチでコンバージョンにつなげていきましょう。
LINE広告とYahoo!広告 ディスプレイ広告(YDA運用型)の連携で、できることが増え、従来よりも緻密で効果的なアプローチが可能になったのはご理解いただけましたでしょうか。
認知や行動など企業やサービスの目的達成・成果につなげるために大変有益な連携ですので、ぜひ活用していきましょう。
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