今回のこの記事では、LINE公式アカウントの機能「ショップカード」の作り方と利用方法をご紹介します。
ショップカードはいわゆる『スタンプカード』と同じ位置づけで、LINE公式アカウント上で簡単に管理することができる便利な機能です。
まだ、紙のスタンプカードを使っている方の中には、このような悩みがある方も多いのではないでしょうか?
- スタンプカードを印刷するコストが掛かる
- 忘れたり無くしてしまうお客さんがいる
- スタンプカードはいらないと言われてしまう
このような悩みがある方こそ、ぜひご活用いただきたい機能ですので最後までご覧ください。
LINE公式アカウント「ショップカード」のメリット・デメリット

LINE公式アカウントのショップカードを運用するにあたり、メリットとデメリットを知っておく必要があります。
大まかなメリット・デメリットは各2点となります。
メリット | デメリット |
---|---|
忘れる・無くす機会が減る LINE公式アカウントの友だち数が増える | ゴールがなくループしてしまう 設定後に特典などの変更が難しい |
LINE公式アカウント「ショップカード」のメリット
- 忘れる・無くす機会が減る
LINE上で完結できるため、スマートフォンを忘れない限りは忘れることは無く、カード自体を無くしてしまうこともなくなります。
そのため、「ポイントカードがあるから行こうかな」と考えるユーザーを取りこぼさずに来店を促せます。
- LINE公式アカウントの友だち数が増える
ショップカードを利用するには友だち追加が必要となるため、必然的に友だち数も増やすことができます。
また、「ポイントを貯めると豪華特典もらえますよ!」とショップカードをきっかけにすることで、スタッフさんも友だち追加の案内がしやすくなります。
LINE公式アカウント「ショップカード」のデメリット
- ゴールがなくループしてしまう
ゴール設定自体はできますが、ゴールに達するとカードの1ポイント目に戻りループする仕様となっているので、「終了」させることができません。
- 設定後に特典などの変更が難しい
一度ショップカードを運用してしまうと、特典自体の変更や特典の有効期限の変更などが難しくなります。
というのも、前述の通りカードがループしてしまうため、特典を途中で変更してしまうと、新しくカードを獲得、または一度ゴールして再度1ポイント目からスタートしたユーザーには新しい特典が反映されますが、未だにゴールに達していないユーザーは変更されない、というバラバラな状況になってしまいます。
そのため、全ユーザー同時に特典などを変更したい場合はショップカード自体を停止し、再度新しいショップカードを作り直す必要がありますが、その場合は貯めてきたポイント・取得した特典のリセットとなるため、ユーザーに事前にアナウンスをしないとトラブルの元となりますのでご注意下さい。
ショップカード自体を変更したい場合や特典を一新したい場合は、新しく作り直す必要があります。
運用中のショップカードを停止してからでないと新規作成ができないため、お客様へのご案内や店舗スタッフ間での共有には十分に注意しましょう。(※下書きも不可)
LINE公式アカウント「ショップカード」の設定方法
LINE公式アカウントのショップカードの設定方法は下記通りになります。
- 「LINE公式アカウト」管理画面内 左側メニュー「ツール」の「ショップカード」を選択。

- カードの背景画像とデザインを設定。

- ゴールまでのポイント数を設定。

1~50ポイントまで選ぶことができます。
例)ゴールまでのポイント数を50にした場合、50ポイント貯めた後に1ポイント目に戻ります。
- ゴール特典を設定。

「特典チケットを選択」し「特典チケットを作成」を選択。
- 特典チケットのデザインと特典名、特典を利用する時の注意事項(利用ガイド)を入力し、特典チケット自体の有効期限を設定。

※特典チケットの有効期限は、チケットを取得した●ヶ月後まで(一ヶ月単位)、または期限なしの設定のみとなります。
例)特典チケットの有効期限を1ヶ月とした場合は、8/1にカードを取得し、9/1にゴールに到達して特典チケットを取得すると、有効期限が切れるのは9/1の1ヶ月後となります。
- 特典のイメージ(特典の画像)を設定し、保存。

※一度作成した特典は再編集することができません。
追記や画像の変更などしたい場合は作り直す必要があります。
- 特典チケットを選択。⇒ゴール設定完了

- 任意でポイント特典の設定。

ポイント特典とは、5ポイント目や10ポイント目など、ゴールまでの間に取得できる特典のこと。
何回でもお好きなポイント数で、特典の設定が可能です。
- ポイント特典を設定する場合は、プルダウンでポイント数を選択し、ゴール特典と同様に「特典チケットを選択」・「作成」し設定。
- カード有効期限の設定。

特典の有効期限ではなくカード自体の有効期限となり、カードの有効期限が切れるとポイントがリセットされます。
- 有効期限の通知設定

カード・特典の有効期限が切れる前にユーザーに通知する設定です。
- カード取得ボーナスの設定

カード取得時に2ポイントサービス、といったボーナスポイントを設定したい場合は、お好きなポイント数を設定してください。
- ポイント取得制限の設定。

1日に取得できるポイントの制限ができます。
多くの方が「同日中に同じお客さまへのポイント付与を許可しない」の設定をされています。
- カード自体の利用ガイドを設定。

カード自体の利用ガイドは、カード運用後でも編集後全ユーザーを対象に変更されます。
上記でショップカードの設定は完了となります。
「保存してカードを公開」を選択すると即時カードの運用がスタートします。
その後の編集が難しいため、最初は見直せるよう「下書き保存」をし、他のスタッフさんにも確認してもらうことをおすすめします。
LINE公式アカウント「ショップカード」のランクアップカード
ショップカードの2枚目を作りたい場合は「ランクアップカード」を作る必要があります。

ランクアップカード設定は、1枚目終了後に、2枚目、3枚目、と新しいカードの作成ができます。
「保存してランクアップカードを作成」を選択すると、1枚目とは異なるデザイン・ポイント数・特典で2枚目を作成することが可能です。
ランクアップカードを設定した場合、ランクアップカードの最終カードをループします。
例)ランクアップカードを作成し3枚目が最終カードの場合、3枚目のゴールに達すると3枚目の1ポイント目に戻ります。
LINE公式アカウントのショップカード運用方法

作成したLINE公式アカウントのショップカードを運用するには、必要な手順と用意するものがあります。
まずは、ショップカードを運用するために、必要な手順は下記通りになります。
- ショップカードを公開。
実際に運用する、となった場合はまずカードの公開が必要となります。
今一度カードの内容を確認し、問題なければ「保存してカードを公開」を選択しましょう。
- ポイント付与用のQRコードを発行。

ショップカードのポイントを付与するためには、ポイント付与用のQRコードが必要となります。
カードを公開すると左側メニュー「ショップカード」の下に「ポイント付与」「ポイント付与履歴」という項目が追加されますので、「ポイント付与」を選択しQRコードを生成してください。
- 右側の「作成」を選択し、ポイント数や読み取り期限、位置情報による制限など設定。

ポイント数を2ポイント、3ポイントのQRコードを作成することで、ポイント2倍デーといったイベントも実施できます。
続いてショップカードを運用するためには、下記手順に沿って必要なものを用意しましょう。
- 上記設定内容を保存してファイルを表示しダウンロード。
作成したQRコードをユーザーに読み取ってもらうことでポイント付与ができます。
ショップカードを取得してもらうためには?

ショップカードの取得方法はいくつかありますが、ポイント付与用のQRコードを読み取ると自動的にショップカードの取得が可能です。
※友だち追加していないユーザーの場合は、友だち追加しカードを取得と画面で案内が表示されます。
一番のオススメは、トーク画面に表示される「リッチメニュー」にショップカードを設定することです。
ユーザーがトーク画面からいつでもショップカードが表示・確認できるのでとても便利になります。
※トークアプリ「LINE」の「ウォレット」を選択し「マイカード」から取得済みのショップカードを確認できます。
まとめ
現在のスタンプカードからLINEのショップカードに移行したい、ショップカードを運用してみたいとお考えの方は、上記を踏まえて時期や特典、利用条件などを決めましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
忘れる・無くす機会が減る LINE公式アカウントの友だち数が増える | ゴールがなくループしてしまう 設定後に特典などの変更が難しい |
難しそうと思われる方も多いかもしれませんが、実際、運用してみるとお年寄りの方もスムーズに使えていることが多いです。
切り替えのタイミングが難しいからこそ、早めに導入することをおすすめします。
LINE公式アカウントを導入しても…
何から手をつければいいのか分からない。一人で運用するのは難しそう。
そんな不安を感じている方も多いと思います。
弊社 総合アドでは、全国4,000アカウント以上の運用実績を元に、配信内容のご相談や運用方法の計画もしっかりとサポート致します。
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